上杉鷹山の最強名言「為せば成る…」
上杉鷹山
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
この名言に関する人材開発コンサルの解説
“元ニートの人材開発コンサル”です。この名言についても、人材開発の専門家として他の名言紹介サイトではされていない少しマニアックな解説をご紹介します。(「この管理人どんな人?」管理人のプロフィールに興味がある方はこちら!)上杉鷹山
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
上杉 鷹山/上杉 治憲(うえすぎ ようざん/うえすぎ はるのり)は、江戸時代中期の大名です。為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
出羽国米沢藩の第9代藩主で、領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作り、「江戸時代屈指の名君」として知られています。
アメリカの第35代大統領であるジョン・F・ケネディが大統領就任緒際に日本の新聞記者の「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか?」という質問に対して「上杉鷹山です」と答えたエピソードは余りにも有名です。
150年以上前の江戸時代に、すでに倒産の状態にあった米沢藩を立て直した上杉鷹山を学んでいたことに驚きを隠せません。
ですが、上杉鷹山という名前よりも遥かに有名なのがこの言葉ですよね。
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
この名言を知らない人はきっといないのではないでしょうか?
この名言を理解するためには、二つの「なす」の意味を明確に分けることが大切です。
為す=行動すること
成す=成し遂げること
つまり、最初のなすは「行動」、次のなすは「成果」を意味しているのです。
この名言の意味が伝えたいことは、「行動の大切さ」です。
どのような成果を出したくても、行動を起こさなければ、どのような成果も生まれない。
上杉鷹山は、倒産状態にあった米沢藩を立て直すために藩主自らが「率先垂範」したことで有名です。
例えば、藩で最も権力を持っている藩主でありながら、質素倹約に務めたと言われています。
経費を削減することは財政難を立て直すための王道です。
上杉鷹山もその王道に従い、藩民に「質素倹約」を勧めました。そして、勧めるだけでなく自分自身も質素倹約の生活をした(つまり、行動を起こした)」と言われています。
行動は、「思う」だけではなく、「手・口・足を動かすこと」を意味していると私は定義しています。
何かを成し遂げるためには、思うだけでなく、手や口や足を動かすことではじめて成果を生むための原因を自ら作り出すことができるのです。
ちなみにこの名言は英語に訳すと以下のようになります。
Yozan Uesugi
You can accomplish anything if you do it. Nothing will be accomplished unless you do it. If something was not accomplished, that’s because none did it.
You can accomplish anything if you do it. Nothing will be accomplished unless you do it. If something was not accomplished, that’s because none did it.
以上、人材開発コンサルによる少しマニアックな名言解説をお読みいただきありがとうございました!(「なかなか為になる解説だった。この管理人どんな人?」管理人のプロフィールに興味がある方はこちら!)
上杉鷹山の最強名言ランキング 第2位〜
上杉鷹山
してみせて 言ってきかせて させてみる
してみせて 言ってきかせて させてみる
この名言、誰かの有名な言葉に似ていませんか?そう、人材育成を端的に表現した名言として、有名な山本五十六の
の冒頭の言葉にそっくりです。
実は、山本五十六の「やってみせ…」の名言は、上杉鷹山の「してみせて…」を発展させたものなのです。
オリジナルは上杉鷹山なのですね。
そして、上杉鷹山の言葉は、上述の「為せば成る…」と通じるコアメッセージを含んでいます。
それは、「行動の大切さ」です。
人を育てるには、まずは「(自ら)してみせて」、その行動を見た育てたい人に「(自ら)言ってきかせて」、そして、「(育てたい人に)させてみる」。
人を育てたいなら、まずは自らが「行動すること」。そうでなければ、人は育たないしついてこないという意味ですね。